カンボジアとフルーツ🍏 ~カンボジア版すっぱムーチョ~
カンボジア×フルーツ
みなさんご無沙汰です。
干物ばかりのしょっぱい投稿に飽き飽きしてたころでしょう。申し訳ありません。
それとは裏腹に、日々僕のカメラロールにはあらゆる種類の干物写真が溜まってくばかりです。
第四弾のほうも飽きずにぜひご期待ください笑
さて、まず今日伝えたいのはカンボジアはめちゃくちゃ美味しいフルーツが豊富も豊富!ということです。
市場でもズラリと並ぶみずみずしいフルーツたち。
この写真は田舎コンポントム州の様子ですが、やはり田舎に行くほど新鮮そうなフルーツがたくさん。
こちらのマンゴーだと、1キロ(だいたい3つくらい)でなんと100円もしないという。
この見るからにジューシーなそして美しい橙色はそそりますね。
や、でもカンボジアのマンゴーはほんとに30キロくらい買い占めて全部持って帰りたいくらいのレベルで美味しいです。
これ買い占めて日本で冷凍カットマンゴーとして売ったら大儲け間違いなしでしょう。
カンボジア人の先生も、カンボジアには甘くて美味しいフルーツが飽和状態!たくさん取れても全然お金にならないんだよ!日本でマンゴーはいくらだい?僕の畑で採れるのを買い占めて日本に持って帰ってくれ😂!と。
こちらはプノンペン。プノンペンでもたくさんのフルーツ、野菜が市場で目にすることができます。まあでもやっぱり田舎のほうが新鮮そうな印象。
で、今回紹介したいのは上のような日本人好みの甘さ溢れる完熟フルーツではなく、カンボジアで好まれる、カンボジアでよく目にする、カンボジアのひとたちがよく食べてる、あれです。
ម្ជូរស្រស់【mcuu-srah】(すっぱムーチョ)
語呂感と言葉の意味を両方捉えた言い換えるためのいい日本語がありました。これはもう完全すっぱムーチョ。
まず始めにこの食べものの意味としては、ម្ជូរ【ムチュー】が酸っぱい食べ物の意味、ស្រស់【スラッ】が新鮮なとか自然のとかいう意味です。
酸っぱいムチュースラッ、酸っぱムチュー、…
すっぱムーチョ!
完璧ですね。みなさんにはこの食べもの、すっぱムーチョという認識で覚えて帰ってもらいましょう。
そもそもこのすっぱムーチョ、何ものかというと、まだ熟れていない甘くない未熟の酸っぱい果物を、ウマ辛い調味料とともにいただくといったひと品です。
*こんな感じで未熟の酸っぱい果物にウマ辛い調味を載せてぱくりと。
*これはマンゴーとエンドウマメ的なやつ。タマリンドだと思って買ったら違って軽くショック。
カンボジアではよく野菜や果物が写真のようにギザギザに切られているのですが、もしやそれはウマ辛い調味料をつけやすくするため??っていうのは拡大解釈ですけど、まあでもこのギザギザのおかげで食べやすいのは事実です。
*これはマンゴーとペーックというフルーツ。白い〝ペーック〟は言うなればリンゴ果汁1%の大根です。みずみずしいけど青臭い。ほんのかすかに遠くで甘みが手を振ってる。そんな感じです。
で、このカンボジア版すっぱムーチョ、これもまた町なかで目にします。加えて、僕が生活する語学学校でも、カンボジア人のひとたちがよく口にしてるフルーツといえば、熟れてる甘いやつよりも、未熟のすっぱムーチョのほうです。
カンボジアのひとたちにとってフルーツといえば甘いものという認識じゃないのでしょうか?
町なかではこんな感じで気軽に売っていて、何十種類もの酸っぱフルーツから、数種類のウマ辛調味料を選んで買うことができます。
さっきから載せてる写真の量ひとパックで50円也。
なんと数十種類のフルーツ×数種類のウマ辛調味料なので、数学の得意なひとに全部で何通りあるか計算してほしいくらい種類が豊富です。
そしてこちらがウマ辛調味料
អំបិលម្ទេស【ombal-mteh】(トウガラシ塩)
主に代表的なのが赤いトウガラシ塩です。主に塩・砂糖・トウガラシ・味の素・エビを混ぜたもので、旨み辛みが最高に抜群な調味料です。
これが本当にウマすぎて、日本に持ち帰ってご飯にかけて食べたいくらい!とカンボジア人の先生に伝えると、ひとりは俺もご飯にかけてるぜ!もう一人はおれはいつもそのまま食ってるけどな!と。みんな大好きだった。
正直このウマ辛調味料、ウマすぎて日本で売ったらバカ売れするんじゃないかと本気で思ってます。
おつまみとしても抜群、ふりかけ(おかず)としても抜群、デザートに合わせても抜群!
あらゆるシチュエーションで、あなたの生活にあった形でこのウマ辛調味料・トウガラシ塩はあなたの幸せな毎日をクリエイトします。
って感じで。
カンボジアに来たらぜひみなさんこのウマ辛調味料を食べるためにすっぱムーチョを買ってみてください。
ちなみに、ウマ辛調味料以外にもスルメイカの味した黒いソースとかあるのでぜひチャレンジを!
ただこのウマ辛調味料、材料が材料なだけに、虫歯菌にとっては最良のコンディションを口の中に用意してしまう食品です。カンボジア人の先生も、友達がそれで虫歯だらけになったと言っていました。プノンペンに歯医者やけに多いなぁって思ったのもこのウマ辛調味料のせいかもしれませんね笑
さて、というわけで今回もカンボジアの酸っぱフルーツ事情を知っていただけたでしょうか?
カンボジアではたくさんの酸っぱい未熟なフルーツを食し、ウマ辛調味料もそれのために欠かせないということです。
あ、ちなみに酸っぱい未熟フルーツの酸っぱムーチョにウマ辛調味料をかけるとなにになるか、?
そうです、
カラムーチョ。