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カンボジアと干物🍌③ ~終わりなき干物~

カンボジア×干物

@プノンペン カンボジア

 

みなさん、こんにちは。

さて、かの第1弾にはじまり、みなさんにカンボジア干物の可能性とその広い世界というものを知っていただけるようになってきているかと思いますが、今回はもっと深く広く太陽の恵みが繰り広げる世界をご紹介したいと思います。

ということで、カンボジア干物コレクション第3回開催🎉

 

まずこちら、
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 干し唐辛子(青・赤混合)【ほ-し とう-がら-し】

レア度★★★★☆
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なんと道端にぽつんと置かれる情熱の赤いザルのなかには色鮮やかな青唐辛子と赤唐辛子の奏でるコントラストが。

少し小ぶりな唐辛子たちが太陽の暖かい光を受けて干上がろうとしています。

 

そして、下の写真を見ていただくと、
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すこし水分が抜け気味になってるのがお分かりいただけるでしょうか?

これは干し唐辛子を初めて発見した翌日の干し唐辛子。

干してから1日経っているということです。

もうこれは毎日観察したいぐらいの勢いです。朝顔日記より長続きすると思います。

果たして、唐辛子はどのくらいの期間でどのレベルまで干して完成なのでしょうか。

 

続いてはこちら
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牛と魚のハーフ&ハーフ

レア度★★★☆☆

この品揃えはまあ割と目にするような光景です。ハーフ&ハーフというのが少し珍しい印象。牛も前回紹介したものよりも大ぶりで贅沢な切りっぷりです。旨みがすごいギュッとしてそう。

こうして道端で干物を見てみるとどれも美味しそうに見えてくるものです。

みなさんもぜひご自宅で庭先でビーフジャーキーづくりにトライしてみては??(ご自宅ビーフジャーキーづくりにて生じる個々の問題に関して当ブログで責任は一切負いかねます。自己責任ジャーキーでお願いいたします。)

 

なんと、次からご紹介する干物はレア度MAXのものばかり!最後までドンミシットです。

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豚?の脂身?干し

レア度★★★★★

 最初見たとき、ギョッて思ったのですが、周りの目を気にしながらおそるおそる覗いてみると恐らくこれは豚の脂身だと思われます。

微妙なうねり具合とか不自然な、不思議な印象を誘いましたが、豚の脂身と理解すれば少しは納得できる感じです。

料理で赤身を使って、余った部分を干して、という感じでしょうか?

そもそも、脂身部分を干してどういう風に利用するのでしょうか?

疑問は深まるばかりです。

 

最後はこちら。またレア度MAX。
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干しバナナ【ほ-し ばなな】

レア度★★★★★

なんと!バナナを干しちゃう!びっくりです。

道を歩いていると、最初、遠目にみて白いものが干されてるのを発見します。この写真だと分からないですがザル8つくらい並べて干されていました。おじさんがなにやら白い干物に手入れしてる最中のようでした。大根かな?干し大根ならありそうだし…

って近づいてよくよく見ると、

バナナ!8つのザル全部バナナ!

カンカン照りの日差しを真正面から受けるバナナを見たのは初めてでした。

 

でも、よくよく考えてみると、このバナナのフォルム。
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屋台の焼きバナナと一緒なんですねぇ。

おそらくこれらの干しバナナ、焼きバナナ用のバナナだということが予想されます。

確かに、焼きバナナのバナナ、通常状態のバナナとは少し異なった、水分が良い具合に抜けたようなもちもちとした食感を少し感じます。

実際、僕も日本で焼きバナナつくってみよう!と思ってスーパーでバナナを買って焼いてみたことがあるのですが、なかなか現地のもののようにうまくいかない。という経験をしております。

おそらく僕が作った焼きバナナと現地の焼きバナナの違いは、バナナを干したかそうでないかだったのかもしれません。

一度バナナを干すことある程度の水分を飛ばし、もちもちとしたような食感に仕上げるのが、本当の焼きバナナなのかもしれません。

 

ということで、今回もカンボジアの奥深い干物たちをご紹介しました。

どうやら干物の世界に限界はないようです。自分のなかで干物の限界を決めてはいけないようです。限界を決めるのは自分だからこそ、どんなものも干そうと思えば干せるようになるようです。そんな干物から現地の生活との密接な関係が覗いてくる。

干物を見ると、現地の生活が見えてくる。のかもしれません。

そう、干物の世界、それは終わりなき旅です。

閉ざされたドアの向こうに、新しい何か(干物)が待っているのです。

 

実際、新しい何か(バナナ)を見つけたときは衝撃でした。

そんなバナナ🍌!