カンボジアとお正月🎍 ~紅白の縁起物を添えて🎅~
カンボジア×お正月
みなさん、明けましておめでとうございます🎍
日本では昨日までお正月三が日で、こたつにぬくぬくとあたりながら、お餅を頬張り、箱根駅伝を見るといった生活を送られた方が多かったのではないでしょうか?
箱根駅伝に関して山梨県民に限定すると、地元を代表する大学の結果が気になり初日往路は助っ人外国人の無双たる無双の清々しい走りにテレビにかじりつくように見入るも、その後の停滞に落胆し、あとは虚しいかなアナウンサーの白熱した実況もBGMと化す、といったことが主に一般的です(偏見)。
どうであれ、日本においてお正月は一年の大きな大事な区切りとして、主に1月1日から1月3日まで地元のある者は帰省し家族親族一同集まり、一年の感謝等を確認しあいながら、おせち料理といわれるものやお餅などのお正月料理を口にする、といった生活がひとつの文化として慣習として根付いているのではないでしょうか(そういった中でも休み返上で働いてくれている人たちもいますが、感謝です)。
そこで、カンボジアにおいてお正月はどんな生活が送られていたのか!
1、カウントダウンと同時に町で花火があがる。
2、…
3、…
そんな大々的に盛り上がってない…?
これは(というよりこのブログに書いてあること全部)あくまでも僕の行動範囲内のみにおいて僕が勝手に感じたことですが、
カンボジアにおいて1月1日(新暦の新年)は一年の区切りとしてそんなに重要な意味を持っていないように思えました。
1月1日に町へ繰り出してみても、日常と変わらぬ風景が広がっていました。市場も特別閉まることなく、日々のにぎわい。
僕が通っている語学学校も1月2日から授業スタート!と、日本でいう三が日的なものもない模様。
そしてましてやサンタさんもまだお仕事してるくらい。一大イベントが終わったら即お正月ムードへ切り替える日本のサンタさんへの冷淡な対応とは異なり、カンボジアでは少なくとも新暦の年越しやお正月までも一緒に迎えさせてくれるようです。
下の写真はそれぞれ1月1日に町中で見つけた光景。クリスマスの話を書いたときにも同じお店の写真載っけたのですが、全くの変化なし。いつまでこのサンタさんはお店番をしてくれるのでしょうか。
そしてこれは1月2日に、プノンペンのお台場と言われてる(勝手に言っている)ダイアモンドアイランドで見つけた光景。
キラッキラのイルミネーションと真っ赤な服を着たサンタさん。1月2日とは思えない光景(日本人の感覚において)です。
カンボジアの人たちにとっては違和感はないらしく、結構にぎわう写真スポット的な感じになっていました。
また、お正月といえば初詣(日本の感覚)!ということで、お寺へ参詣してみるも、人っ子ひとりいない閑散としたその光景。目の前にみえるのは気持ちよさそうにお釈迦様の前で眠る犬のみ。すごい気持ちよさそう…。
ということで、あくまでも僕の行動範囲内にのみでみた考察として、カンボジアでは日本とは大きく異なり新暦のお正月には一年の区切りとしての重要な役割を与えられていないように思えます。
カンボジアは一年に三回お正月を迎えるといわれますが、新暦のお正月・中国旧暦のお正月・クメール正月の3つのうち、後者の2つにとっても大きな役割を与えているのです。
カンボジア人にとって1月1日はまだまだ小さな序章に過ぎず、盛り上がる本番はこれからということです。さすがは仏教国。仏教に由来する暦のほうを重要視してるようですね。
ちなみにこれは市場で見つけたこれからに向けてのお正月用品。カンボジア人にとってお正月商戦はこれからです。
では今日はこの辺で。
日本はこれから節分・恵方巻商戦かと思います👹。ぜひコンビニで買いましょう笑
みなさんも良い一年を!🎍
カンボジアとクリスマス🔔 ~冬を感じるカンボジアンクリスマス~
カンボジア×クリスマス
@プノンペン クリスマス
シャンシャンシャンシャン🔔
メリーークリスマス🎅
12月25日クリスマス。
みなさんのもとにもサンタさんはやってきたでしょうか?
この日この季節になると全世界どの国にもサンタさんが登場してくると考えるとサンタさんの影響力すっごいなと思いますね。
数千年前のひとりの心優しいおじさんの行動がいまもみんなに夢を与えてるってすごいですね。ジャムおじさんも負けてらんないですよね。
てことで、今回はカンボジアはプノンペンの町中で見つけたクリスマスな景色をお伝えしたいと思います。
もちろん、カンボジアにもクリスマスはやってきます。日本や欧米ほどの盛り上がりではないですが、ちゃんと町中にそれなりのムードというかクリスマスですよ感はありました。
まずはこちら。町のおもちゃ屋さん的なお店と服屋さんで発見したサンタコスみたいなの。
サイズ的に子ども用かな??
そして気になるのがその素材。遠目からしか見てないですが、明らかに冬用の、日本とか欧米などでサンタがいつも着てるようなモサモサあったか~い素材。
今の時期ちょっと肌寒いとはいえ、さすがにそれはカンボジアでは厚着になりすぎそうな感じ。
そして、こんなに大量入荷して大丈夫なのだろうか。売れ残りは来年へ持ち越し??
これはちょっとオシャレで現代的な服屋さんで見つけたツリー。
めっちゃくちゃ雪積もってる笑
真っ白。そしてモミの木。
カンボジアではまあまずあり得ない光景笑
こちらは町中のコンビニに突如あらわれたサンタのおじさん。
このサンタもやっぱり厚着してる。
見てるこっちが暑くなってきそうな感じ。
もう脱いで脱いでってなる。
もうカンペキすぎる防寒。
もうそんなんサンタさんも汗だく。
という感じで(僕の行動範囲における)カンボジアのクリスマスはそれなりに(ほんっとそれなりに)盛り上がって?いました。
これらの写真からわかるのはとりあえず、現段階でのカンボジアは欧米のクリスマスを疑問なくそっのまんっま受け入れてる感じですね。
自分たちの国の気候とかいろいろ関係なしに、とりあえず欧米のクリスマスの文化をひとつのイベントとしてそのまんま受容してる感じですかね。
とりあえず楽しければオールオッケー的な感じはします。
それにしてもやっぱサンタさんの影響力はすごい。
それではここら辺で、メリークリスマス🎅
カンボジアと天気☀ ~常夏!ではなかった?カンボジアの冬~
カンボジア×気候
こんにちは。
12月も終わりに近づき年の瀬をじわじわと感じ始める今日この頃ですが、日本のみなさんはいかがお過ごしでしょうか?
厳寒に耐え忍ぶ日々をお察しいたします。
さて、カンボジアの12月はというと年中常夏のお国ゆえ額から汗だらっだらな毎日を…と言いたいところですが、なんと!実はこっちに来て衝撃的な体験をしております。
そうです。この時期はカンボジアも日本と同様(日本のそれとは全然ましですが)ふっつうにさっむかったのです(促音により、より寒さを表現)。
この寒空感伝わりますかね?
そりゃ当然日本の冬に比べればなんのこのですが、この国を厳しい寒さのさの字も知らない常夏の国だと勝手に思っていたことを今ひどく反省しております。
異変に気付いたのは3日ほど前。朝起きると普段とは一線を画するような部屋の冷えきり。いつものように夏仕様の格好で半袖短パン、扇風機゙強゙、掛け布団無しで寝ていた僕を震えあがらせました(いろんな意味で)。
こんなのこれまでカンボジアへ五回ほど来ている中で感じたことのない肌寒さ。気温計を見てみるとまさか20℃を下回っているのです。これが12月のカンボジアか、とその時はじめてカンボジアのいわゆる冬を知ることになりました。
それからここずっと毎朝、(夏仕様の用意しかしていないので)震えながら起きる日々を送っております。また、問題なのが夜のシャワーの時間。水シャワーが鬼のような所業。仏陀も震え上がらせるくらいの勢いです(勝手な見解です。仏陀が実際に震え上がるかは確かではありません)。
そしてこの予想外の寒さを初めて経験したその日、ちょうどクメール語の授業で天気に関する言葉を教わりました。
ジャストタイミングでした。
僕はその時はじめて、カンボジアにおいて季節をあらわす言葉が決して乾期と雨期だけではないことを知りました。
そうなんです。カンボジアにも寒期(いわゆる冬)をあらわす言葉があったのです。
季節をあらわすカンボジアの言葉は全部で3つ(教わりました)。
ひとつはរដូវក្តៅ(暑い季節)、ふたつめは រដូវភ្លៀង(雨の季節) そして最後はរដូវរងារ(寒い季節)。まさか、乾期と雨期だけのオールシーズンあったか~い常夏の国だと思いきや、ちゃんと寒い冬も経験しているとは。正直見くびっていました。
先生によると、寒~い寒期は大体11月から2月とのこと。
ちなみにこの写真はちょうど授業で天気の話になったときのホワイトボード。
先生いわく、日本(Japenになってるのはご愛嬌)において寒い基準は1℃とか0℃。しかしカンボジアでは20℃切ると寒いという。ちなみにカンボジアでは最低で13℃までこの時期気温が低くなるらしい。だからこの時期は防寒が大切だよ。と。
なるほど、通りで最近学校にくるカンボジア人の先生がみんな長袖のトレーナー着ていたり、首にクロマー*をマフラーの要領で巻いてたりしていたわけだ。そんな中ひとり日本人が半袖で過ごしていたと。そろそろ寒いよ~ってはやく教えてくれ!
ちなみにカンボジア人はやっぱりみんな寒いより暑いのが好きみたい。日本に住むなんて難しいね!て。
ともあれ、カンボジアに寒期があること、またそれをあらわす言葉もちゃんとあること初めて知りました。
言葉はその国の文化や特徴的な環境をあらわすとも言いますが、まさかこんな経験でそれを実感するとは。
みなさんもこの時期(11月~2月)カンボジアを訪れる際は長袖など寒さを凌げるモノのご用意を。決して夏仕様なんて甘い準備ではいけません。
焚き火が幸せ。暖かいって素晴らしい。火を扱えるようになったことが人類発展のきっかけとはそりゃその通りだと痛く実感(ちなみに火をおこすとき、フーっフーって息を送り込むっていう知識は人類共通の知恵らしい。カンボジア人もやっていた)。
ではここら辺でさようなら。みなさんも体調にお気をつけて。
カンボジアとインスタント麺🍜 ~カンボジアにズームインした日本発のインスタント麺~
カンボジア×インスタント麺
いつもお世話になってるコンビニで興味深いものを発見。
グッド。ひねりの一切ないストレートな名前のインスタント麺。
このグッド、なんとたくさんの興味深い点が隠されている(というより僕自身が勝手に興味深さを感じている)。
まず1つめは、これがガッツリカンボジア向けの製品だということ。
カンボジアにおいてコンビニとか町の昔ながらの小売店でよく目にするインスタント麺はタイやインドネシア向けの製品を輸入してきたようなものばかり。成分表もタイ語とかインドネシア語とかで作り方わかんないよ(まあお湯入れて3分待つだけだけど)ってなったり、味付けもそれらの国仕様で極端に酸っぱ辛かったり あーこれはミーゴレン。ってなることがよくある。
しかし、このグッドは他とは違う。
そう、ガッツリカンボジア向け。パッケージもちゃんとクメール語。成分表、作り方もクメール語。味もカンボジア料理クイティウ*をしっかり再現。しかもご丁寧にプノンペンスタイル**テイストとご当地感バリバリ。
*クイティウ…カンボジアで食される米粉の麺料理。フォーみたいなやつ。
**プノンペンスタイル…町中のクイティウ屋台のメニューでよく目にするメニューの一形態。他のクイティウとは何が違うのか。調べたい。(調べてない)
まさにカンボジア国民、プノンペン市民の自尊心をガッツリ掴むような一品となっているのだ。
実際に封を開けてみると入っているのは、乾燥された米粉の麺・かやく・スープの素・調味オイルといった感じ。
作り方簡単で、どんぶりの中に麺とすべての小袋材料を入れ、お湯を注いで蓋して3分待つだけ。
特別煮込む必要もなく、最初にすべての小袋を入れてしまうので、これが先入れ?こっちは後入れ?とややこしい手順に頭を悩ませることもない。ということは日本ほどインスタント麺文化にまだ染まっていないカンボジアのひとたちにとっても非常に易しい食べ物となっているのだ。
出来上がったものがこちらで、正直味のほうは本物そのものすぎて部屋の中でひとり驚きを隠せなかった。
旨みを強く感じる動物系(おそらく牛?)のダシに、しっかりとしたコシのあるつるつるとした米粉の麺が非常によくマッチしている。
本物にかなり近い、
のはスープと麺だけでなく、具のほうも忠実に再現されている。
そう、クイティウに欠かせないあのめちゃくちゃ美味くて大好きな肉団子も入っているのである。
参考までにこちらが本物の肉団子。
ささやかな再現が非常に嬉しい。
ということで、ここまでガッツリカンボジアに寄った、忠実に真摯に本物のクイティウの美味しさに向き合ったインスタント麺は本当に珍しいと感じてる。
そして2つめの興味深い点としてはそんなガッツリカンボジア向けの商品を製造してるのが我らが日本のエースコックだということ。
お馴染みの赤い楕円のコーポレートマークに懐かしさをおぼえつつ、まさか日本の企業がこんなカンボジアひいきの商品を出してるなんて嬉しさと衝撃でひとり舞い上がってしまった。
で、驚きの点3点目、
エースコックのマークをよくみてほしい。
あのお馴染みの子ブタちゃんが普通のコックさんに変えられてしまってるのだ。
パッと見、「あ!エースコック!!懐かしの子ブタちゃん😂」ってなって数秒後に「ん?子ブタちゃん?」ってなる。
ではなぜあの可愛い子ブタちゃんがここカンボジアでは解雇され、普通のコックさんが採用されているのか。
まずこれを見てもらってもわかる通り、この商品はエースコックベトナムの製品であるのだ。
エースコックは1994年に当時の即席麺業界で異例であり初のベトナム進出を行い、 ベトナム向け製品「Hao Hao」という商品を売り出しベトナム国内にて即席麺シェア一位となるまで人気を掴んだ。
また、今年の春にはミャンマーに工場を新設させ着々とアジア戦略を、他の日本即席麺業界の追随を許さない勢いで、進めている。
エースコックは東南アジア地域において、市民権を獲得するためにいま猛烈に力を入れているのだ(と思う)。
そんな東南アジアをターゲットとした時、様々な面で多様性のある地域がゆえいろんな問題が生じてくる。
ひとつは宗教。東南アジア地域において広い目でみると様々な宗教が混在している。
そう。将来的にイスラム教圏のひとたちにもエースコックをひいきしてもらうためには、彼らにとってけがれの象徴であるブタちゃんなんかにコックなんてやらせてはいけないのだ。(ちなみにカンボジアは仏教国)
そんなんもう絶対インドネシアとかマレーシアでは売れないことは目に見えている。
てことで、東南アジア地域において子ブタちゃんはその位置を降ろされ、代わりに可愛いコックさんが採用されたのだ(という考察です)。
近くのコンビニで何気なく見つけたひとつのインスタント麺からいろんな面白い面が発見できました。
エースコックについてこんなに調べたのは人生初です。
何気ない発見にちょびっとだけ文化が垣間見えてきたかと思います。
長文でもうみなさんお腹一杯でしょう。
ありがとうございました。さようなら。
今晩の夜食はエースコックで。グッドナイト。
ヒト×モノ= 文化🚶 ~目の前の光景すべてが文化~
ヒトがいてモノがあれば、
そこにはそこに暮らすヒトの文化
が見えてくる。
文化とはひとびとの行動や行いひとつひとつのこと。
目の前に広がるすべての光景が、文化。
語学の勉強のためカンボジアへ来てちょうど約一ヶ月。
生活も落ち着いてきたので、こっちで生活しているからこそ見えてくるカンボジアのいろんな光景をこのブログで伝えていけたらなと思います。
僕自身が現地カンボジアで見たまんま感じたまんまの光景を見たまんま感じたまんまに伝えていきます。
目の前に広がっている光景から、カンボジアの文化や文化的特徴っていうものが見えてきたら面白いなぁと考えてます。
こういうのあるあるである三日坊主だけは避けたいですね。
まあもしそうなったら三日坊主もある意味ブログにおける文化ということになるかもしれませんね
三日坊主だけにお寺の写真